Les Maisons Taisanji
Les Maisons Taisanji
-歴史を纏う古民家に、現代のデザインを重ねる-
【 20年以上放置されていた母屋、離、蔵の3棟をリノベーション 】
神戸市西区、太山寺のほど近くで進めてきた古民家再生プロジェクトが今夏完成しました。
築90年という長い年月を重ねてきた一棟の古民家が、新たな役割を持つ場所として生まれ変わりました。
その名はLes Maisons Taisanji。
そこに残る歴史や趣を大切にしながら、現代のデザインや文化を重ね合わせ、人が集い、滞在し、豊かな時間を過ごせる空間を目指しました。
この度一般のお客様に向けてオープンハウスを開催します!
(Les Maisons Taisanjiでは今後、オープンハウスやイベントを定期開催を予定しています!)
今回は建物をご覧いただくだけではなく、この場所だからこそ味わえる体験もご用意しています。
オープンハウスの詳細はブログの最後に掲載しています。
【 神戸市の補助金を活用して全棟改修 】
築90年の古民家の再生計画は遡ること2022年。
人が住まなくなって20年ほど経っていた空家を取り壊してしまうのか.…活用していくのかを悩んでいた当主。
神戸市の補助金制度(建築家との協働による空き家活用促進補助)も活用しながら改修しました。
建物はそれぞれ民泊棟(母屋)、カフェ棟(離れ)、アトリエ棟(蔵)に分かれます。
それぞれの建物の良さを残しつつTBJのデザイン・こだわりを随所にちりばめました。
【 宿泊棟(母屋) 】
母屋は宿泊棟として計画しました。
Les Maisons Taisanjiの宿泊客が使えるキッチンやバスルームを新たに計画しました。
元々外からしか利用できなかったトイレも室内から利用できるように。
床の間や床脇は既存のものを再利用し、重厚感のある黒聚楽へと装いを変えました。
ただ単に寝るところとしての空間ではなく、随所にこだわりを散りばめ古民家の中に現代のデザインを落とし込みました。
キッチン
母屋のキッチンスペースは単なるキッチンスペースではなく、古民家が持つ時間の積層に現代のデザインを静かに重ねることで人が自然と集い、語らい、時間を共有したくなる場所を目指しました。
イタリアのLAMINAM社のタイルを使用したデザインキッチン、水晶のクラスターをモチーフとしたCranker Chandelier、庭の風景を一枚の絵画のように切り取るFIX窓、そして炎を飾る暖炉FLRAMEを配置しています。
それぞれの要素が一直線に連なり、建築・庭・炎・光が調和するひとつのインスタレーションとして構成しました。
プライベートバスルーム
古民家で過ごす時間の中に、ホテルスイートのような快適さと、日本建築が持つ静寂を重ね合わせたプライベートバスルーム。
空間を構成するのは、石の質感を持つ大判タイルとシンプルなガラスのシャワーブース、そして窓の先に広がる小さな坪庭。
浴槽に入ると視線は自然と坪庭へと導かれ、移り行く光や風に揺れる木々、季節の気配を感じることができます。室内にいながらも日本の庭を眺める時間を楽しめるように設計しています。
【カフェ棟(離れ) 】
カフェ棟にはおくどさん、イタリアンキッチン、英国製クッキング薪ストーブがあります。
かつては家族の暮らしを支えていたおくどは時代の変化と共に使われなくなりました。
傷みが進み使用できなくなっていたおくどを修復し、再び火を灯せる状態へと再生しました。
土間空間に新たに加わったのは英国のcooking stove(ESSE社)とイタリアのデザイン思想を取り入れたTBJ DESIGN OFFICEオリジナルのキッチン。
日本・英国・イタリアの異なる文化の中で育まれた3つの火の風景を、ひとつの土間空間に共存させました。
また、カフェ棟ではカフェだけではなく、イベントやセミナーなども開催できるようにしました。
太山寺珈琲さんを招いてコーヒーを振舞っていただきました。
【アトリエ棟(蔵) 】
蔵はシャンパーニュを保管する場所ではなく、私たちが取り組んでいるシャンパーニュのストーリーを語り合い、時間を味わうための空間としました。
フランス・シャンパーニュ地方AY村で生まれたLes Bulles de AY。
現地では地下深くのCAVEに眠り、ゆっくりと熟成の時間を重ねています。
歴史ある煉瓦壁を現し、ガラスで仕切られたセラーと左官仕上げによるオリジナルカウンターを設えています。
左官の最終仕上げは設計者自身の手で行いました。
Les Bulles de AYのアトリエはただのワインセラーではなく、人が集い、ストーリーを語りあい、感性を磨くためのアトリエとしてデザインしました。
【庭 】
母屋、離れ、蔵の3棟を繋ぐ中庭
母屋、離れ、蔵。それぞれの建物をつなぐ場所に四季を感じられる中庭があります。
建物の間に生まれた余白には、木々や草花を配し、足元には自然石を。
春には花が咲き、夏には緑が深まり、秋には葉が色づき、冬には枝の表情が際立つ。
季節が移ろうたびに、庭の景色も少しずつ変わっていきます。
ここは、ただ建物をつなぐための場所ではありません。
庭を眺め、歩き、季節を感じる。
そんなひとときを通して、Les Maisons Taisanjiを訪れた人同士の会話や時間も、自然と繋がっていく。
建物と建物の間にある余白を楽しみながら、庭と建物、そして人をつなぐ。
そんな場所を目指しました。
Les Maisons Taisanjiの取り組みは、神戸新聞にも掲載されました。
また、播磨リビング新聞社発行の『リビング明石』の9月1日号でもご紹介いただく予定です。
OPEN HOUSE
開催日:2026年9月18日(金)19日(土)
時間:10:00~17:00 ※要予約
場所:Les Maisons Taisanji
神戸市西区伊川谷町 ※詳細の住所はご予約時にお伝えします。
内容:民泊棟、カフェ棟、アトリエ棟の公開
古民家再生および空間デザインの紹介
太山寺珈琲さんによるセミナー(両日1回)
(コーヒーセミナーの詳細は下記をご確認ください)
coffee seminar
今回、太山寺珈琲さんをお招きしてコーヒーセミナーを開催します。
おいしいドリップコーヒーの淹れ方や香りを引き立たせるコツなど、お家でおいしいブレイクタイムが楽しめるポイントを教えていただけます!
カフェ棟(離れ)にて実際にコーヒーを入れながら楽しんでいただけるセミナーとなっています♪
時間:13:00~14:00(60分)
両日とも1日1回の開催となります。
定員:各回6名様(要予約・先着順)
参加費:3000円
Event information
◇おくどさんで炊くおいしい太山寺米
◇おくどさんで釜揚げ手打ちうどん
◇淡路仲野水産直送朝揚げしらすとかまどご飯
◇新年餅つき
◇地元のいちごを使用した芸術パフェ祭
◇パン屋さんがクッキング薪ストーブで焼くパン祭り など
TBJ主催によるイベントを計画しています☆
詳細は決まり次第ブログ、Instagramにて更新予定です!

