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Interview about STAY HOME time @Paris

Interview about STAY HOME time @Paris

こんにちは。

新型コロナウイルスがまだまだ世界中で猛威を振るう中、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今日はSTAY HOME中のパリの友人にどのように家で過ごしているかを伺いました。

またずっと家にいるからこそ気づいたことを教えていただきました。

その教訓から家づくりに携わる私たちが考慮すべきことをまとめてみました。

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パリ11区のアパルトマンに住まれている音楽家の友人の声

アパートの作りは寝室と、ダイニングキッチン(サロン)の2部屋と洗面所・シャワートイレです。

長い時間お家にいる中で重要なのが、家から出ずにどのようにして太陽の光を浴びるかということでした。

うちにはバルコニーがないので、太陽が差し込む2時間ぐらいの間に窓から顔を出すという感じで日光浴をしています。太陽の光を浴びながらバルコニーで仕事できたら凄い良かっただろうなーと感じます。

今は楽器のレッスンもオンラインを通して行なっており、郊外でお庭付きの家に住む生徒が多いので尚更外に出て日光浴ができるということが羨ましいと思いました。


また、うちの家は寝室のドアを閉めても音が筒抜けで、二人でテレワークをするのに同時進行が大変でした。

(幸いにも二人で喧嘩することはなかったのですが・・・)

というのも、私は楽器で音を出したり、常にオンライン上で生徒と会話をしています。

一方で夫はテレビ会議が常にあるという感じだったので楽器の音がある中で集中力を保つのに苦労したようです。

お互いの仕事のタイミングが被らないように計画していましたが、やはり急遽対応ということも多かったので、その時は、どちらかが別の部屋で仕事をすることになりました。

この時に各部屋の防音対策ができていたり、しっかりと集中できる個人のスペースが必要だなと感じました。

私達が二人ともデスクワークならそこまで問題ないのですが、私の仕事は音が出るので「完全防音の音楽室のような部屋があったらな。」が理想です

あとは、私は音を出す人間なので特に気になってませんが、建物が古くて凄く響くので隣人さんには楽器の音が筒抜けだったと思います。よく耐えてくれましたと、隣人に感謝です。

そういう意味では、各家庭の防音ってやはり大事なのかなと思います。


なんせ、あるもので生活しなきゃだったのであんまりあったらいいなを考えたりはしてなくて、参考になるかわからないのですが、こんな感じです。

最後に、玄関入ってすぐに洗面所なので手洗いは外から帰ってきて直で洗面所行けたのは良かったです。

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以上がフランス・パリで実際にロックダウンを経験し、気づいたことを教えていただきました。

これから第二波、第三波がやってくるかもしれないという不安と闘う私たちにとって貴重な教訓となります。

まず、窓の大切さに気付かされました。

日本の住宅の多くはバルコニーがあり、外に出なくても家にいながら外の空気を感じ太陽の光を浴びることができます。

今まではかっこいい・スタイリッシュといったデザイン性ばかりを考え、FIX窓を多く採用していました。

しかし、今必要・重要と考えられているのは換気です。

そうなると、FIX窓ではなく換気ができる窓へとシフトチェンジしていく必要があるなと感じました。

また、高層ビルの場合は外気を直接取り入れることができない窓がほとんどです。

そうなると特に今は不安さえ感じることがあります。

窓は空気を入れかえ建物内部に光を与えてくれます。

パリに住む彼女が語っているように直接光が家の中に入るということは大切であり重要なんだと考えさせられます。

また、彼女は音楽家のため毎日医療従事者に感謝と敬意を示し、音に乗せてエールを送り続けていたそうです。

私自身、その姿に励まされました。

_DSC5858.JPG

2つ目にテレワークに対応する部屋の問題が上がっていました。

こちらも普段会社のオフィスで働く人にとっては考えもしなかったことだと思います。

日本でもテレワークにおける東京での調査によるとお困りごと第一位は「家族の声や生活音などの音が気になる」だったそうです。

ウォークインクローゼットほどの小さなスペースでもいいので、1人で静かに仕事・打ち合わせができる空間があればいいなと思いました。

_DSC5885 2.JPG

3つ目は手洗いの場所です。

手洗いの大切さを痛感したフランス人も今では頻繁に手洗いをするそうです。

以前、設計・施工をさせていただいたリノベ住宅では玄関を入ってすぐに洗面スペースを設けました。

リビングに行くまでの動線の中に手を洗う場所があるので、子供達もまずは手を洗うようになってくれたと言って おられました。必然的に風邪もひかなくなり、衛生教育もできたと喜ばれていた事を思い出しました。

手洗いが、感染症予防の第一歩として家族や家を守ることができるのだと改めて感じました。

ここでは数例ですが、ロックダウンから学べることをあげてみました。

皆様も参考にしていただければ幸いです。

次回はニューヨークに住む友人のインタビューをまとめたいと思います。




Report:Kazuyasu Kitamura

Interviewee:miumiu

Blog:Chihiro Goto

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I hope we can get back to our normal lives

as soon as possible…

Interview about STAY HOME time@NewYork

Interview about STAY HOME time@NewYork

INTERIOR PLANNING AWARD 2020

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